アイフルの借入前に確認!金利の上限と限度額の上限の決め方は?
カードローンを利用する際には申込のこと、審査のこと、返済のことなど様々な疑問がわいてきます。わからないことは必ずクリアにしてから申込をしないと後から問題が起きてしまうことが考えられます。
カードローンについてはいろいろなサイトで紹介されていますが、今回は「上限」という言葉をキーワードに金利の上限と限度額の上限に注目しました。最近ではとても手軽にカードローンを利用できますが、いくらでも借入できるわけではなく制限があります。
今回は人気のカードローンアイフルを例に金利の上限、限度額の上限についてご説明したいと思います。いずれも利用者の利益を守るために上限が設けられています。利用者側も会社側も上限を守ることでトラブルなく快適にカードローンを利用することができるのです。
これからアイフルを利用する人もすでに利用中の方も知っておいて損のない情報が満載です。カードローンを利用しているとたまに遭遇する「なんで?」という疑問を見事に解消してくれますのでぜひチェックしてみてください。
アイフルの金利上限は18.0%!限度額に応じて金利が決まる
カードローンの借入先を決める際にはサービスや審査の難易度などが判断基準となりますが、金利も忘れることはできません。お金を借りる際には必ず金利が設定され、金利によって支払う利息が変わります。金利はできるだけ低い方が支払う利息は少なくて済みます。
金利は低い方がいいですが、アイフルでは3.0%~18.0%の間で限度額に応じて金利が決まります。
金利の上限は10万円未満の場合は20.0%、10万円以上100万円未満の場合は18.0%、100万円以上の場合は15.0%と法律で定められています。
カードローン会社のこの範囲内で貸付を行わなければなりません。
グレーゾーン金利とは?
カードローンについて調べているとグレーゾーン金利という言葉を目にしますが、グレーゾーン金利とは金利の上限を定める利息制限法と出資法の上限が異なるために業者が優位に貸付を行っていたことを指します。
出資法では金利の上限は29.2%、利息制限法では20.0%だったため貸金業者はその間のグレーゾーン金利を利用して貸付を行い行政処分を免れていました。
しかし、2010年に出資法の上限も20.0%に改正されたためグレーゾーンを利用して利益を得ることはできなくなりました。グレーゾーン金利によって余分に支払った利息は過払い金請求によって取り戻すことが可能です。
金利の計算方法
金利の上限についてご理解いただいたところで金利による利息の計算方法をご紹介しましょう。利息の計算は下記の式に当てはめることができます。
利息額=借入金額×実質年率÷365日×借入期間(日数)
例えば10万円を金利18.0%で30日間借入した場合は、10万円×18.0%÷365日×30日となり利息は約1,470円となります。金利の計算は決して難しくありませんが、金利だけで毎月の返済額が決定するわけではありません。
毎月の正確な返済額が知りたい場合にはアイフルのHPから返済シュミレーションを利用しましょう。借入額や金利を入力するだけで返済早見表を確認することができます。
返済シュミレーションを利用して綿密な返済計画を立て、返済計画に沿って返済を進めていくことが大事です。
限度額の上限は年収の1/3が目安!ただし初回は低い場合も
金利の上限についてわかったところで次は限度額の上限についてご説明しましょう。カードローンを利用する際には審査に基づいて借入が可能な金額=限度額の上限が設定されます。そして、その範囲内で自由に借入、返済を行うことができます。
カードローンを利用する人の大半ができるだけ多く借入したいと考えていますが、限度額の上限は年収によって決まります。現在は総量規制という法律が定められ、総量規制によりますと最大でも年収の1/3までしか借入できないことになっています。そのため限度額は最大でも年収の1/3となります。
そのため限度額が希望額に満たなかったという不満が多く寄せられることもあります。
限度額は審査で決まる
限度額は上限を年収の1/3としていますが、限度額自体は審査によって決定します。返済能力が高いとみなされた場合は限度額は低高くなります。
アイフル審査ではおもに年収、勤務先、信用情報の3つで判断されます。
限度額は年収によって決まりますので年収が高い方が限度額も高くなります。また勤務先が公務員や大手企業だったりしますと離職率が低く、長期にわたり安定した収入を得ることができますので審査で有利になると言われています。年収や勤務先に関しては所得証明書の提出や在籍確認によって確認が必要となります。
信用情報とは信用会社が管理している個人のお金の関する情報のことを指します。信用情報からは過去に返済の遅れや滞納がないか、他社から多額の借入をしていないかなどをチェックすることができます。
過去に返済トラブルがあったり、他社からすでに借入がある場合には信用が低下し、限度額も通常より低めに設定され様子見ということになります。
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限度額の上限に不満!それなら増額もある!
返済能力を見極めるために初回の限度額が低めというのはなんだかがっかりしますが、アイフルではあとから限度額をアップし追加融資を受けることができます。アイフルの増額は決してハードルが高いというわけではありませんが、増額を受けるためにはいくつかポイントがあります。
増額のためのポイント
増額審査に通るためには以下のポイントを抑えておく必要があります。
- 契約後半年以上経過している
- 返済の遅れがない
- 取引実績を積んでいる
- 他社で追加借入していない
- 年収が下がっていない
以上の点に問題がなければ増額できる可能性は高いです。とくに返済遅れがないことや他社から追加で借入していないないことなどが大事なポイントです。転職などで年収が下がってしまった場合には、増額どころか減額される恐れもありますので安易に増額申請しない方がいいかもしれません。
増額申請の方法
現在の限度額の上限に満足できない場合には増額という手もありますが、借り過ぎによって返済トラブルを起こさないためにも増額前に自身の借入状況をしっかり把握しておくことをおすすめします。
アイフルで増額が断られた場合他社で新規借入するケースもありますが、アイフルで増額審査が否決だった場合には返済能力が不十分と判断されたためですので、まずは増額よりも現在の借入分の返済を優先させた方が良さそうですね。
金利と限度額の上限は消費者の利益を守るため!
カードローンを利用する際に気になる金利の上限や限度額の上限、いずれも消費者の利益を守るために設けられたのであまり不満ばかり言ってはいけません。金利の上限があることによってカードローン会社は一昔前のような高金利で貸付を行うことはできなくなりました。
利用者の大半はできるだけ多く借りたいというのが本音だと思いますが、借り過ぎによるトラブルを考えると限度額の上限が決められていることはありがたいのです。
限度額の上限は最大でも年収の1/3となり、これが返済トラブルを起こさない金額のボーダーラインなのです。
初めは限度額が低くても返済能力があると判断されれば後から増額も可能です。
お金を借りるということは返済の義務を負うことになります。返済トラブルを起こすと信用情報に傷がつき今後の借入が難しくなるなど長期にわたり不利益をもたらします。それを考えると高すぎる限度額はリスクがありますので、年収に見合った限度額がベストです。
借入前に今一度金利による利息を計算し、返済計画を確認しましょう。借り過ぎないように注意し、無理のない範囲で借入することがカードローンを快適に利用するコツと言えます。